富貴島幼稚園の教育をもっと知りたい方へ
富貴島幼稚園が大切にしている「遊び」について、
さらに詳しくお伝えします。
学校法人 由田学園 理事長 由田 新
幼稚園は子どもたちが初めて出会う学校です
―でも、小学校とは やり方が違います―
一般に「学校」というと、「何かをしてくれるところ」、先生が課題を与えてみんなで活動するところ、先生が教えるところ、というイメージがあります。小学校や中学校などはそうでしょう。
けれども、個人差の大きい幼児期には、その方法だけでは、一人ひとりがしっかりと育つことはできません。
幼児期は、自分が興味・関心をもったことから学んでいく時期です。そこで幼稚園では、自分でやりたいことや仲間を見つけ、自分たちで遊びを進めていくことを大事に考えています。
一人ひとりの幼児が、自分のしたいことに取り組む。そのとき教師は、幼児のうしろで、その発達を支え、促していきます。
教師は幼児にとってよい環境を整え、そこで幼児が自分から積極的に遊ぶことができるようにします。そして、その時々の幼児の様子を読み取り、見守り、必要な指導をすることで、その育ちを支えていくのです。
富貴島幼稚園では、遊びを中心にさまざまな活動をバランスよく組み立て、幼児が充実した日々を過ごしながら、豊かに育つ幼稚園をめざしています。
そもそも「遊び」とは?
世の中では、楽しいこと全般に対して「遊び」という言い方がされることが多いです。
けれども、本来「遊び」というのは、自分がしたいからする活動であり、人から言われてするものではありません。
よく「○○遊び」というような名のもとに、先生が用意した活動を子どもたちがしていることがありますが、これは本来の意味では「遊び」ではなく、「活動」といったほうがふさわしいでしょう。
富貴島幼稚園で子どもたちに経験してほしいと思っている「遊び」は、子どもが主体的・自主的に取り組む中から生まれるものです。
遊びを通して 育つものって?
遊びは学びです。
ただし、遊びを通しての学びというのは、結果として学ばれるというものです。
たとえば、子どもたちは体力をつけるために「鬼ごっこ」をするわけではありません。「鬼ごっこ」が楽しいからするのです。
しかし、「鬼ごっこ」の中で、子どもなりに試行錯誤しながらいろいろと動き回るので、結果として体力がつき、仲間とやりとりする力も育っていきます。
このように、「遊び」を通して、社会性、心身の力、知的能力など、さまざまな面での育ちが見られます。
そして、そればかりではありません。
「遊び」は、生きる力を育てます。
自分からやりたいと思って始める。そして、途中で投げ出してしまうのではなく、トラブルも乗り越えながら、試行錯誤しながら、ときには保育者にも助けてもらいながら、「遊び」を進めていく。
その先に、「やったー」「おもしろい」「またやりたい」という達成感や充実感が生まれます。
これは、大げさにいえば、自分が世の中に対して力を発揮して生きているという実感です。
こうした気持ちの積み重ねの中で、「意欲」や「やる気」が生まれてきます。いいかえると、自分で学ぼうとする力、自分を自分で育てていく力、すなわち「生きる力」を育てているのです。
こうした力は、受け身の姿勢ではなく、自らの思いで遊ぶことからこそ生まれると考えます。
幼稚園でしっかり遊んで、生きる力を育て、小学校へ……
